レーシングスーツ。手仕事600時間。日本の木版画風アートワークと200時間の手作業装飾を施したゴールドサテン。
走るためではない身体に向けたレーシングスーツ。それがデザインノートの最初の一文でした。シルエットはモータースポーツから。素材は、もっと古いどこかから。室内のあらゆる光を捉え、受けた以上の強さで返すゴールドサテン。この生地が選ばれたのは、控えめであることを拒むからです。Aurumはささやきません。存在を告げます。
アートワークは日本の木版画様式です。波、人物、自然のかたちを、浮世絵の平面的でグラフィカルな言語で描いています。ベースの図柄をまずサテンにプリントし、その上から胴体と腕にかけて金と赤のディテールを手作業で加えました。この装飾だけで200時間を要しています。すべての線は、鉛筆よりも細い筆で手描きされました。プリントが形を与え、手仕事が命を吹き込みます。
ブラックの襟とカフスが構造とコントラストをもたらします。何千回ものロボット動作サイクルでも形状を保つリブニットです。襟は、額縁が絵画を収めるようにロボットの頭部を縁取ります。カフスは手首関節でしっかりと固定され、腕の位置や動作速度にかかわらずずり上がりません。足首のカフスに施したエラスティックグリップも同じ役割を果たします。ずれない。めくれない。もたつかない。
ロボットがAurumをまとって静止すると、まるで彫像のように見えます。寺院から引き出された、金色に輝く古代の何かのように。動き出すと、サテンが揺れ、アートワークが波打ちます。胴体パネルの波は、実際に動いているように見えます。それは錯覚ではありません。バイアス裁ちのサテンを可動する身体に沿わせたときに起こる現象です。コレクション最軽量の1.4キログラム。ロボットが服を着ていることを意識しないほどの軽さです。
Aurumは一着ごとに、お客様のプラットフォームに合わせて受注製作されます
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