典礼衣装。手仕事850時間。反復しないバイオメカニカルモチーフに、ピンクサテンのアクセントを添えて。
このモチーフは本コレクションのために設計されたもので、ほかのどこにも存在しません。シルバーとホワイトの有機的なフォルムは、生きた組織から回路が増殖していくかのように見えます。静脈がワイヤーになり、ワイヤーが静脈になる。パターンは6週間をかけて手描きで制作されました。反復するタイル柄ではありません。画像の継ぎ目を断ち切ることなく、衣服全体を包み込むひと続きの単一デザインです。
ウエストと手首に配したピンクサテンのアクセントは、本来は異質であるはずの存在に人間的な温度を添えています。その緊張感は意図的なものです。衣服は機械のためのものですが、その色は肉体を語ります。脈動を語ります。かつてここに温もりある何かが生きていた、あるいはまもなく生き始めることを語ります。ピンクはデザイン工程の最後に下された決断であり、それがすべてを変えました。これがなければ、この一着は冷たかった。これが加わることで、この一着は問いになります。
シルエットは典礼的です。フロアレングス。構築的なショルダー。幅広のスリーブ。新しい種類の儀式のための祭服です。参照元は決して控えめではありません。Reliquaryという名は、聖なる遺物を納める容器に由来します。ロボットこそが聖遺物容器であり、この衣服はそれを包み納めるための儀式そのものなのです。
ロボットがReliquaryをまとって動くと、幅広のスリーブが重みを伴って揺れ、シルエット全体に確かな接地感を与えます。裾にはウェイト入りテープを補強し、静止姿勢でもドレープが安定するよう設計されています。しかしスリーブは自由です。開口部の幅は38センチ。生地がもたついたり引っかかったりすることなく、その内部で腕をフル回転させられる広さです。表面に現れる有機性と機械性の融合は、ICHORの主題全体をひとつのパターンへと凝縮したものです。このコレクションが語るすべては、この衣服の上に息づいています。
それぞれのReliquaryは、お客様の特定プラットフォームに合わせて受注製作されます
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