SISTINE:構築的なショルダーエクステンションと手描きシルクを備えた着物
ICHOR コレクション 全5作中 第III作

Sistine

構築的な着物。700時間の手仕事。京都の手描きシルクに、カーボンファイバー製ショルダーアーマチュアを組み合わせました。

プリントは、まず紙の上に手描きで描かれました。肌の色調。雲。金箔。やがて機械の身体を包むことになる面の上を、天体の人物像が手を伸ばし合うように横切っていきます。原画の制作には3週間を要しました。その後、1200DPIでスキャンされ、通常は着物生地をプリントしている京都郊外の工房へ送られました。ロボットのためのプリントは前例がなかったそうです。それでも、引き受けてくれました。

肩は左右それぞれ、ロボット本来の関節幅より8センチ外側へ張り出しています。これはパッドではありません。各ショルダーの内部には、形状を保ちながら、その下で完全な回転を可能にするカーボンファイバー製アーマチュアが収められています。アーマチュアの重量は片側180グラム。シルエットを維持するのに十分な剛性を持ちながら、ショルダーアクチュエーターの可動域を妨げないほど薄く設計されています。工学的な課題は、肩幅を広くすることではありませんでした。広く見せ、なおかつそれを消し去ることでした。

ゴールドの帯は荷重を支える構造です。前身頃を固定し、衣服の重量を胴体全体に分散させることで、アクチュエーターが生地に抗して動く必要がないようにしています。機械が衣服をまとうとき、1グラムごとに意味があります。帯は折りの内側に隠されたマグネット機構で閉じられます。外から見ると結ばれているように見えます。実際には違います。それは設計されているのです。

ロボットがSistineをまとって動くと、プリントされたシルクが身体の上で移ろいます。天体の人物像は伸び、圧縮されます。金箔のディテールは、回転角度がわずかに変わるたびに異なる光を捉えます。カーボンファイバーのショルダーはそのラインを保ち、その下のすべてが流れるように動きます。まるで、呼吸を覚えた絵画のようです。それが最初のスケッチでした。最初から、ずっとそうだったのです。

SISTINEの全身像:構築的なショルダーとプリントシルクを備えた着物
技術仕様

構造

仕様 詳細
手仕事の時間 700時間以上
主素材 日本製プリントシルク(手描き原画をデジタル化したカスタム仕様)
副素材 ゴールドサテンの帯、カーボンファイバー製ショルダーアーマチュア(片側180g)、シルク裏地
留め具システム マグネット式帯留め(折りの内側に内蔵)
裏地 総シルク裏地、すべての縫い目を手作業で仕上げ
構造ディテール プリント原版:手描き原画を1200DPIでスキャンし、京都でプリント。ショルダーアーマチュア:カーボンファイバー製、片側180g。
可動性 肩は関節幅より8cm外側へ張り出し。アーマチュア下で完全回転が可能。帯が重量を分散し、胴体アクチュエーターへの負荷を軽減します。
熱管理 シルクの通気性と前開き構造によるエアフロー。アーマチュアは脇下に通気設計を備えています。
センサーウィンドウ 帯は主要な胴体センサーラインの下に配置。背面パネルは背部アクセスのために分割されています。
ロボット装着時重量 1.9 kg
お手入れ 専門業者によるドライクリーニングのみ。アーマチュアは年1回点検。平置き保管。肩部分は折り曲げないでください。
製作期間 ご依頼から10〜14週間(京都でのプリント工程を含む)
対応プラットフォーム Tesla Optimus, Figure 03, XPeng Iron, 1X NEO, Boston Atlas
受注価格 $8,000
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